杉江 松恋 一覧

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年9月 南柏「フィールズ南柏古本まつり」・南流山「ブックジャム」・浅草「地球堂書店」

9月某日 一日お出かけと決めていたので、早めに家を出る。東京メトロ千代田線・日比谷駅から常磐線直通の我孫子行きに乗り、四十分ほどかけて南柏駅へ。風情ある古本屋の書斎が無くなってしまってすっかり来なくなった街だが、駅前のフィールズ南柏で古本まつりが開かれており、最終日だったのである。目的の場所はすぐ目の前なので、空中歩道を通ってフィールズ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・前橋「井田書店」「山猫堂書房」「煥乎堂ふるほん書店」・高崎「みやま書店」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・前橋「井田書店」「山猫堂書房」「煥乎堂ふるほん書店」・高崎「みやま書店」

8月某日。 もう静岡県民になったら、とか、とにかく静岡ばかり行きまくっているという印象を周囲に与えているらしいのだが、そうでもない。北関東にも行くのである。その日は湘南新宿ラインの高崎行きに乗って、ひたすら北を目指した。 高崎駅で両毛線に乗り換えて数駅、前橋駅で下車する。本日の目的地である。 高崎・前橋地域には十年前...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・安部川「ブックボックス東新田店」・古庄「ブックマーケット・エーツー南瀬名店」・清水「清水書店」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・安部川「ブックボックス東新田店」・古庄「ブックマーケット・エーツー南瀬名店」・清水「清水書店」

8月某日。 早起きして東海道線下りに乗り込む。 といっても言うほど早く起きる必要はなく、9時45分までに静岡県の安倍川駅に着けていればそれでいいのだ。横浜発7時の熱海行きで十分、乗り換えて8時23分の沼津行き。沼津を8時44分に出る豊橋行きが、9時46分に安倍川駅に着く。 安倍川は何度も歩いて渡ったことがある駅だが、西岸にあ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・静岡「ブックボックス唐瀬通り店」「安川書店」「太田書店七間町店」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・静岡「ブックボックス唐瀬通り店」「安川書店」「太田書店七間町店」

(承前) 8月某日 静岡古本行の二日目。 当日予約ということで1500円という格安のホテルを予約したことは前に書いたと思うのだけど、どんな廃屋かと身構えながら泊まったところ、意外や部屋は広く、快適であった。パンとコーヒーだけだったが朝食まで付いて、この値段は安い。ホテルロイヤルメイフラワー静岡というところなので、検討の際には...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・静岡「ブックスランド馬場店」「あべの古書店」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・静岡「ブックスランド馬場店」「あべの古書店」

(承前) 8月某日 静岡市古本行はまだまだ続く。 更地になってしまったブックスランド安西店から安倍町の交差点まで戻り、右折する。この通りは県道27号線で、ずっと南下していくと御幸通りになり、そのまま静岡駅に至る。逆に言えば、静岡駅からは御幸通りを北上してくればいいことになる。下って車町の交差点で左折、この通りはアーケードにな...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・静岡「文高堂書店」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・静岡「文高堂書店」

(承前) 8月某日 水曜文庫と栄豊堂書店古書部の次は、さらに北を目指す。北街道から駿府城公園の外周に沿って北西に歩いていくと、公園を縦断する城北通りに入る、草深橋の交差点がある。昔の三之丸草深門のあった場所で、それを通り過ぎて最初に見た信号で右折し、二本目の角を左折する。そこで道の左側にあるのが文高堂書店だ。 ■「定価の半額」の...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・静岡「水曜文庫」「栄豊堂書店古書部」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・静岡「水曜文庫」「栄豊堂書店古書部」

(承前) 8月某日。 ひさしぶりの静岡駅である。というか、先月も静岡駅を通過はしているし、すぐ隣の草薙駅では降りているので、この駅頭に立つのがひさしぶり、というだけのことなのだが。 自宅から来ると、自宅→横浜→熱海→静岡という乗り換えになるので、あまり遠出をした感じがない。さらに高速バスを使うと、自宅→渋谷→静岡なので、自宅...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・南伊東「ひゃくめんそう」「岩本書店」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年8月・南伊東「ひゃくめんそう」「岩本書店」

8月某日 この週末は伊豆熱川で全日本大学ミステリ連合の合宿であった。毎回二日目にはゲストをお招きしての講演会があるのだが、今回は大ベテランの辻真先氏である。講演場所もホテルとは別に伊東市の宇佐美コミュニティセンターをお借りして賑々しく執り行ったのであった。辻さんがゲストに来られたのは二回目で、前回はなんと私が大学に入る前、1985年か、...

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杉江の読書 水生大海『最後のページをめくるまで』(双葉社)

杉江の読書 水生大海『最後のページをめくるまで』(双葉社)

良質のミステリー短篇集だ。水生大海『最後のページをめくるまで』(双葉社)は、著者のこれまでの著作中でもかなり上位に来る作品である。印象的な題名は、全五篇が終わり近くに衝撃的な展開を準備しているとの宣言だろう。ページレイアウトもそれを意識した形であり、単行本になって「小説推理」掲載時よりも興趣は増したと私は感じた。 巻頭の「使い勝手のいい女」は『...

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杉江の読書 田中兆子『私のことならほっといて』(新潮社)

杉江の読書 田中兆子『私のことならほっといて』(新潮社)

2018年に読んだ短篇の中でぐっときたものの一つに、田中兆子「私のことならほっといて」がある。「働く妻にとても理解がある」が「僕は君より五倍稼いでるんだよ。だから家事は君の担当」と平然と言うような夫に内心嫌気が指している女性が夢の中で出会った男との情事に溺れ、ついにはそのために極端な行動に出てしまう、という話だった。根底に女性の生きづらさという重い主...

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