現在仕事 一覧

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年12月福島県いわき市「阿武隈書房」

年始に青春18きっぷを四日間分使うあてができた。残る一日分を何に充てるかを考えて、まだ行ったことがない古本屋を訪ねる「だけ」に使うことに決めた。行く先は福島県いわき市である。 時刻表で調べると、二十三区内からは二回の乗り換えで行ける。新橋駅から十時四十二分発の上野東京ライン勝田行きに乗ると水戸駅発十二時十分のいわき駅行きに接続できる。これが十三...

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書評の・ようなもの サタミシュウ『彼女が望むものを与えよ』

書評の・ようなもの サタミシュウ『彼女が望むものを与えよ』

奥付では本日、2018年12月25日刊になっているサタミシュウ『彼女が望むものを与えよ』(角川文庫)の217ページを見て驚いた。 本書は、松久淳『彼女が望むものを与えよ』(光文社/二〇〇七年三月刊)を著者名を変更のうえ、文庫化したものです。 サタミシュウ=松久淳ということは、これまで一部にしか知られていなかった事実だと思う。もしかすると、今回の文...

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杉江の読書 松尾スズキ『108』(講談社)

杉江の読書 松尾スズキ『108』(講談社)

シミルボンで、その月の小説誌に載った短篇の中からベストを選ぶ「日本一短篇を読む男」という連載をやっているのだが、その八月分に書いた原稿を一部転載する。「小説現代」八月号に一挙掲載された松尾スズキ『108』をお薦めしておきたいからだ。 劇作家でタレントまがいのことをしている海馬五郎が主人公のシリーズ作である。相変わらずあれやこれやの半端仕事をしな...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年11月・福岡別府「徘徊堂」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年11月・福岡別府「徘徊堂」

古書徘徊堂には二つの店舗がある。それぞれ最寄り駅が、地下鉄七隈線の六本松と別府(べふ、と読む)である。M君によれば六本松店は巨大で、それこそハヤカワのポケミスなどが足の踏み場もないほどに置いてあって、しかも安いのだという。夢のような話だが、その日は休みであった。別府店は開いているという。M君曰く、六本松店よりはかなり小さくて、どちらかといえば一般文学...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年11月福岡・平尾「ブックス ビバーク」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年11月福岡・平尾「ブックス ビバーク」

「新しく古本屋ができたんですよ」 とM君は言ったのであった。 本々堂で結構な収獲があったので、今日はもうこれでデキた(なつかしの田山幸憲『パチプロ日記』風に)と思っていたところにその一言である。 あと周るべきところは徘徊堂のみ。それも、六本松店と別府店のうち今日は別府店しか開いてないので、という話に続けて出てきた言葉であった。 ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年11月福岡・大橋「古書 本々堂」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年11月福岡・大橋「古書 本々堂」

入江書店を出た私とM君は、西鉄福岡駅から大牟田線に乗った。特急で二つ目の駅、大橋が目指す場所である。 野村宏平『ミステリーファンのための古書店ガイド』にはJR香椎駅前と記載のあるあい書林は最近になってこの大橋に移ってきている。ただし、M君によれば最寄りは大橋駅ではなくて隣の高宮だそうだ。同書によれば「猟書家必見の店」とのことなのだが、残念ながら...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年11月福岡 赤坂~天神「入江書店」

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2018年11月福岡 赤坂~天神「入江書店」

何度か福岡市で古本屋巡りをしたことがある。最初がいつだったかは記憶していないのだが、たぶん全国古本地図か何かを頼りにやってきたのではないか。 何度目かに来たとき、地下鉄赤坂駅に痛快洞という古本屋があるということを聞きつけ、行った。正面から見ると左右に入口があり、その両脇に本が積み上がっている。ちょっと見ただけでも気になる書名があったので...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 石橋駅にて

今から数年前、孝謙天皇を祀った神社を訪れた。そのことを書こうと思う。 日本には無数の神社が存在する。その中には神格化された個人が祀られているものがいくつかある。最も有名なものは、明治天皇に殉職した乃木希典を祀った、東京都渋谷区の乃木神社ではないだろうか。よく考えてみると単なる軍人だ。なぜ神社に祀ったか、平成も終わろうとしている現在から振り返ると、遠すぎ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール番外・赤旗連載「通勤型街道歩き」6

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール番外・赤旗連載「通勤型街道歩き」6

最近は、東海道新幹線に乗るとずっと窓外を眺めている。歩いたことがある場所を通るからだ。「あ、あそこは腹が減って大変だったあたりだ」などと思い出しているうち、目的地に着いてしまう。踏破したことで、わが町のような親近感が湧いているである。 街道を歩くと自分の背の高さで土地を記憶することになる。たとえば「天下の険」と歌われた箱根山で私が覚えているのは...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール番外・赤旗連載「通勤型街道歩き」5

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール番外・赤旗連載「通勤型街道歩き」5

通勤街道歩きは楽しいことばかりではなく、辛く感じる瞬間も、もちろんある。 たとえば街道周辺に公共交通機関がないときだ。どんなに疲れても目的地まで自分の足で歩かねばならないし、そもそもたどり着くこと自体が一苦労だ。 危険を感じることもある。日光街道の終点に近い鉢石宿周辺は、杉並木の景観が見事な土地である。それはいいのだが、人が歩くことをあま...

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