BIRIBIRI寄席通信 「若いおじさんの会 中年の星争奪戦第2回」柳家さん光VS三遊亭鯛好

「若い=入門10年未満」「おじさん=入門時33歳以上」の二ツ目が芸を競い合う会として発足した興行の第二弾である。会の趣旨などは第1回のレポートを参照のこと。 この日の口上トークでちょっとしたハプニングが発生した。本会の参加資格を上記のとおり「入門10年未満だが入門時33以上、かつ現在40代」の落語家として発表していたのだが、柳家さん光さんが実はまだ誕生...

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BIRIBIRI寄席通信 「若いおじさんの会 中年の星争奪戦 #1 さん光VS寸志」20160622

BIRIBIRI寄席通信 「若いおじさんの会 中年の星争奪戦 #1 さん光VS寸志」20160622

いつの時代、どのジャンルでも繰り返されることだが、若くていい男(いい女)のプレイヤーに人気というものは集中しがちである。スポーツしかり、芸能界しかり。文壇だって、ちょっと油断すると、作品の内容以上に作家の風貌を前面に押し出して売ろうとする手合いが現れる。キャラクターは商品性なのだから、別にいいのだけどね。 別にいいのだけど、売り方がそれ一辺倒に...

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BIRIBIRI寄席通信 「立川談四楼独演会 オールナイトで談四楼#16」20160904

BIRIBIRI寄席通信 「立川談四楼独演会 オールナイトで談四楼#16」20160904

終電で来て始発で帰る、おそらくは世界で唯一の「真の深夜寄席」であり、「オールナイト興行」の落語会だ。16回目を迎え、お客様もまずまずの入り。本来は8月の興行なのだが、お盆休みなどで人出が見込めないことを鑑み、9月初旬にずらしたわけである。夜になって雨もぱらついたが、足止めをするほどの降りにはならず一安心した。 この日の番組は以下の通り。 ...

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杉江の読書・『イーヴリン・ウォー傑作短篇集』(高儀進訳/白水社)

杉江の読書・『イーヴリン・ウォー傑作短篇集』(高儀進訳/白水社)

 イーヴリン・ウォーの短篇で最初に読んだのは「ミステリマガジン」に訳載されたTactical Exerciseではないかと思う。第二次世界大戦によって人生を狂わされた男の話で、戦前に持っていたすべてのものを失ったジョンは、次第に妻・エリザベスへの憎悪を募らせていく。夫と妻の犯罪を描いた作品は他にいくらでもあるが、この小説を唯一無二のものにしているのはその特殊...

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落語本・『桃月庵白酒と落語十三夜』が出ました

落語本・『桃月庵白酒と落語十三夜』が出ました

 本日(9月2日)あたりから全国書店で『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)が販売開始になる。電子雑誌「文芸カドカワ」創刊号である2014年1月号から2015年1月号まで連載された「落語研究会ただいま女子部員募集中!」を母体にした本で、忙しい白酒さんに毎月角川まで来ていただき、杉江がお話を伺うという形式をとっていた。落語には季節のネタがあるから、最初...

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BIRIBIRI寄席通信 第三の男ならぬ第三のビールならぬ第三の落語家

BIRIBIRI寄席通信 第三の男ならぬ第三のビールならぬ第三の落語家

三遊亭はらしょう独演会「ドキュメンタリー落語の夜明け」20160830 ドキュメンタリー落語というのは、三遊亭はらしょうさんの造語で、自身の体験を落語形式の語りに尚したもののことだ。 最初に聴いたのは高校時代の噺で、はらしょうさんが通っていたのはきうちかずひろ『BE BOP ハイスクール』のような不良の溜り場だったという。修学旅行が偶然阪神淡路大...

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落語会レポート 新宿末廣亭余一会で嬉しい驚きあり

落語会レポート 新宿末廣亭余一会で嬉しい驚きあり

新宿末廣亭八月特別興行「立川流一門会」20160831 夏の終わりの日に末廣亭である。ここでの立川流余一会は何年ぶりだろうか。少なくとも立川談志没後は初めてのはずである。昼夜興行なのだが、夜はあいにく予約席が売り切れており、所用もあったために昼席だけ聴くことにした。 いつものとおり12時に行くと今日に限り13時開演で、少し時間をつぶしてから入場す...

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杉江の読書・ディーノ・ブッツァーティ『古森の秘密』(長野徹訳/東宣出版)

杉江の読書・ディーノ・ブッツァーティ『古森の秘密』(長野徹訳/東宣出版)

イタリア史において1925年は、ベニート・ムッソリニーニが国家統領に就任した年として記憶される。ディーノ・ブッツァーティはそのイタリアで生まれて1927年に作家デビュー、1935年に初期の代表作『古森の秘密』(長野徹訳/東宣出版)を発表した。物語はムッソリーニの独裁が完成した1925年の春に始まる。退役軍人セバスティアーノ・プローコロ大佐が、叔父アントニーオ...

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杉江の読書・ペーター・シュタム『誰もいないホテルで』(松永美穂訳/新潮クレストブックス)

杉江の読書・ペーター・シュタム『誰もいないホテルで』(松永美穂訳/新潮クレストブックス)

 スイスの作家ペーター・シュタムの短篇集『誰もいないホテルで』(松永美穂訳/新潮クレストブックス)には10篇が収められている。表題作は、仕事のためにホテルに籠ろうとした〈ぼく〉の奇妙な体験を描くものだ。さんざん山道を彷徨ったあげくにたどり着いたホテルで彼を出迎えたのは、客を待たせたまま食べかけのラビオリをむしゃむしゃと平らげる女性・アナだった。部屋のシャワー...

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落語会レポート 新宿末廣亭8月下席で自由闊達な79歳にうっとり。

落語会レポート 新宿末廣亭8月下席で自由闊達な79歳にうっとり。

新宿末廣亭八月下席 20160826 8月に入ってから1回も寄席に行けてなかったので、仕事の切れ目を見つけて強引に昼席に出かけた。前座の途中から間に合って、そのまま4時間半を桟敷席で楽しんだ。時間あたりの単価に直すと安いものだと思う。予告の出ていた五明楼玉の輔は春風亭勢朝、桃月庵白酒は隅田川馬石とそれぞれ代演が出た。白酒さんは新刊が出たこともあってぜひ...

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