芸人本書く列伝classic vol.11 みうらじゅん『キャラ立ち民俗学』

当初は水道橋博士編集長が本を選んで私が読んで書評、それに応える形で博士が課題書を読む、という往復書簡のような企図だったこの連載。しかし、多忙な博士に毎回その本を読む時間を取ってもらうというところに無理があった(当時は月2回刊だった)。また、博士の挙げる本の中に、自分だったらわざわざ書評しないものが含まれていたことも事実である。そういう縛りを受けて連載をやると...

記事を読む

川浪いずみ「本とせいかつ」#19

川浪いずみ「本とせいかつ」#19

記事を読む

芸人本書く列伝classsic vol.10 槙田雄司『一億総ツッコミ時代』

芸人本書く列伝classsic vol.10 槙田雄司『一億総ツッコミ時代』

前々回のこの欄で扱った『間抜けの構造』(新潮新書)著者のビートたけしが、現在の漫才が変わった原因を「ツッコミの進化」に求めていることを紹介したと思う。漫才のコンビにおいて会話のリズムを制御する役割を担っているのはツッコミだが、その技術が多様化し、速度が飛躍的に上昇したことによって漫才は変わったのだとビートたけしは指摘していた。芸談の核は、こうした技術...

記事を読む

芸人本書く列伝classic vol.9 千原ジュニア『すなわち、便所は宇宙である』『とはいえ、便所は宇宙である』

芸人本書く列伝classic vol.9 千原ジュニア『すなわち、便所は宇宙である』『とはいえ、便所は宇宙である』

芸人本の中には一見さんお断りで内輪向けに書かれたファンブックがある。そうではなく普遍性を獲得した作品もある。前者は批評を必要としない本であり、ファンではない人が読んでつまらなかったと怒るのは筋違いだ。その代わり、広く誰にでも薦められるものではないので、後に残ることはない。ブックオフの105円均一棚に置かれるのが似合うのはそういう本である(申し訳ないが...

記事を読む

芸人本書く列伝classic vol.8 ビートたけし『間抜けの構造』

芸人本書く列伝classic vol.8 ビートたけし『間抜けの構造』

先代・桂文楽には「あばらかべっそん」「べけんや」といった不思議なフレーズがあった。 「あばらかべっそん」とは「あばらかべっそん」である。たとえば文楽の芸の本質とは何か、と聞けば「あばらかべっそんなものだ」と答えられたことだろう。では「あばらかべっそんとは」と食い下がれば「どうにも、べけんやなことで」とくる。 つまりは言葉で表すのが難しいも...

記事を読む

芸人本書く列伝classic vol.7 有吉弘行『お前なんかもう死んでいる』

芸人本書く列伝classic vol.7 有吉弘行『お前なんかもう死んでいる』

ふと思い立って有吉弘行の著書を買って読んでみた。 なぜ有吉の本を読もうと思ったのかは忘れてしまった。何かの番組で見かけて関心を持ったとか、たぶんそういうことだったと思う。きっかけは大事ではない。 2010年に単行本で出た『お前なんかもう死んでいる』が昨年春に双葉文庫に入っていることがわかったので、さっそくそこから読んでみた。 びっく...

記事を読む

芸人本書く列伝classic vo.6 立川談四楼『談志が死んだ』

芸人本書く列伝classic vo.6 立川談四楼『談志が死んだ』

「とんでもねえこと書きやがって、てめえなんざクビだ失せろとっとと出てけこの大バカヤロー」 突然の罵声である。その日、立川談四楼の自宅の電話に、こんな一方的な留守録が入った。たまたま別の階にいて受話器を取れなかった談四楼は慌てて折り返しの電話を入れる。怒声の主が、師である立川談志だったからだ。 おそるおそる話しかけてみると、たちまち相手の声は怒りの...

記事を読む

bookaholic認定ミステリーベスト10公開選考会のおしらせ

bookaholic認定ミステリーベスト10公開選考会のおしらせ

今年もやりますbookaholicベスト10! 2016年から始まった、bookaholic認定年間ベスト10。投票ではなく、書評家が議論で順位を決める、ミステリー界では現在唯一ベストランキングが今年もやってまいりました。選考に加わるのは杉江松恋の他に、国内編は千街晶之氏と若林踏氏、翻訳編は翻訳マン1号こと川出正樹氏です。おのれの信念を貫くべく交わされ...

記事を読む

芸人本書く列伝classic vol.5 水道橋博士『藝人春秋』

芸人本書く列伝classic vol.5 水道橋博士『藝人春秋』

下記の文章は「水道橋博士のメルマ旬報」に掲載されたものだが、初出はエキサイトレビューである。公開した後で博士と話す機会があり、あれをぜひメルマ旬報に、という要請があったので再掲することになった。ただし、そのまま載せるだけでは原稿料の二度取りみたいであまりにも芸がない。そこで、エキサイトレビューへの発表時には内容に一般性がないと考えてあえて書かなかったことを追...

記事を読む

芸人本書く列伝classic vol.4 立川志らく『談志のことば』『談志・志らくの架空対談』『DNA対談 談志の基準』

芸人本書く列伝classic vol.4 立川志らく『談志のことば』『談志・志らくの架空対談』『DNA対談 談志の基準』

すごいぞ、立川志らくの狂気がどんどん進行しているぞ! 会ったこともない人をつかまえて失礼千万なことを言っているわけだが、でもすごいのである、志らく。ちょっと目が離せないことになっている。 立川志らくが落語立川流家元・立川談志に入門したのは1985年のことである。当時は日本大学芸術学部に在籍し、落語研究会で活動してい...

記事を読む

スポンサーリンク
1 2 3 4 5 32