BIRIBIRI寄席通信 「立川談四楼独演会 オールナイトで談四楼#16」20160904

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

2016立川談四楼改小

終電で来て始発で帰る、おそらくは世界で唯一の「真の深夜寄席」であり、「オールナイト興行」の落語会だ。16回目を迎え、お客様もまずまずの入り。本来は8月の興行なのだが、お盆休みなどで人出が見込めないことを鑑み、9月初旬にずらしたわけである。夜になって雨もぱらついたが、足止めをするほどの降りにはならず一安心した。

この日の番組は以下の通り。

牛ほめ 語楼

権助魚 談四楼

浜野矩随 談四楼

2016-09-04 01.09.51 談四楼一門の五番弟子である語楼さんは声がよく、高い声も落ち着いた声も出せるのが将来の強みになるだろうと思う。この日も前座噺をそつなく演じた。

談四楼さんは仲入りをとらずに二席続けて演じると宣言して権助魚。落ちも談四楼オリジナルの、夏の定番である。談四楼さんの権助は人を食った態度の中に愛嬌があっていい。旦那の素行を探れ、との頼みを言い出しかねてもじもじしているおかみさんを勘違いして「なんなら今夜台所に忍んできなせえ。願いを叶えてやるべ」と悦に入るところでいつも笑う。

2016-09-04 01.31.34 続けての一席は「昨日松江(島根県)で会をやりまして、何をかけたものかと考えたのですが、ああ、あれがあったなと」と、観客に謎をかけての浜野矩随である。松江とこの噺がどこでつながるかは、実際に聴いてのお楽しみ。不器用ながらも名工であった父の跡を継ごうとして苦闘する男と、そんな息子を気丈に見守り続ける母親の肖像を描いてさわやかな後味がある。

終演後はいつものように夜が明けるまでの懇親会である。持参した『桃月庵白酒と落語十三夜』もお客様に買っていただけた。しばらくは手売りでもがんばります。

次回「オールナイトで談四楼」は10月23日開催予定。ぜひご来場ください。

スポンサーリンク

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
スポンサーリンク