杉江松恋不善閑居 自粛生活3日目「必要な本が見つからなかったとき」

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真山隼人さんのCD。ジャケットはコピーではなくて一枚ずつ手書きしているらしい。

4月10日

本に関するアンケート、二回目は必要な本が持っているはずなのに見つからないときどうするか、という質問だった。

予想はしていたのだが、私のツイートを見てくださる方に出版関係者が多いためか、「新刊でも買う」という回答が最も多かった。必要な本とそうではないものの閾値が、世間一般と違うのだと思う。あと、本が埋まっていて見つからないという事態の頻度も。

以下、いただいた回答のうちからいくつか引用します。

円堂都志昭@『ディストピア・フィクション論』さん

「締切が決まった仕事で必要な場合の優先順位 最寄りの図書館で検索→近隣の新刊書店・古書店→ネット古本(価格帯、配達日時による)→ネット新刊(価格帯・配達日時による)→電子書籍→買わない」

Y田N子さん

「あの辺にあるんだけどなぁ、といじいじ思いつつ、再購入します」

三橋暁さん

「困ったことに、再購入は日常茶飯事です。まず古書を探して、見当たらない場合は新刊でも。あと、カスタマイズ可能という便利さから、とにかくすぐに読みたい時は、電子図書で購入することも多くなってきました」

私も本が埋もれていることが多い人間で、かつ書誌の確認などで現物が必要になることも多いので、もちろん買い直すことは多い。その順番は円堂都志昭さんとだいたい同じである。

自分の整理が至らないばかりに、「あの辺にあるんだけどなあ」と思いながら本を買わなければならないときの忸怩たる思いたるや。あと、見つからない本を二冊同時に買ったことも数限りなくある。

自分の中の基準で仕事で使う本は、刊行から1年以内の本は新刊書店でなるべく買う、それを越えたものは古本で買うか、図書館で借りるかしてもいいことになっている。刊行後数年経っていた本がネット書店の新刊在庫でも古本でも買えるようなとき、以上の基準でまず古本で注文するのだが、困ったことにこれが必要な日時までに届かないことがあるのだ。そのときにはやむをえない。大きな書店まで行って買うか、あるいはネット書店の新刊で急ぎの発注をかけるか。そうやって同じ本が溜まっていくわけである。資料で使うという場合は、あえて電子書籍を買う場合もある。語句検索ができるからで、記憶にあるが本文中のどこだかわからない台詞、フレーズなどを探すときにはこれが便利でもある。

自粛生活の3日目。

初日は近所のパチンコ屋なども堂々と営業していたし、本当に緊急事態宣言が効を奏しているのか疑問に感じていたのだが、当分の間休業しますという貼り紙を出して休むところも多くなってきた。行政も動いているらしく、買い物のために歩いていたら、とあるお店の前で区の職員らしき男性と店主とが、いつまで営業しているのか、というような問答をしているのを見かけた。しかし休業補償がない限り、休むことを強制するのは酷だろう。

近所の鰻屋の前に「こんなときだからお助けします」というビラが貼ってあって、格安でテイクアウト商品を販売する、という内容だった。いや、逆じゃないか。売り上げがないと万事休すなので、お安くしておきますから買ってお店を助けてください、というのが本音じゃないか、と思ってちょっと可笑しかった。気の毒ではあるのだが。

写真は関西の浪曲師・真山隼人さんのオリジナルCDである。スタジオ録音した浪曲の通信販売を始めたのだ。CDとカセットがあって、後者のほうが少し高いというのがちょっとコレクター心をくすぐる。ファンアイテムとしては両方欲しいところ。関心のある方は隼人さんのツイッターをご覧あれ。

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