杉江松恋不善閑居 自粛生活21日目「次に読む本はどうやって決めますか」

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これも三福のホッピー。いきたいなあ。

4月28日

毎日聞いている本に関するアンケート、昨日のお題は「次に読む本をどうやって選んでいるか」だった。回答数は468である。

「「優先して読む本」グループがある。順番は変えない」15.8%

「順番は決めているが積読本から抜擢することがある」16.9%

「順番は決めず、家にある本から毎回選んでいる。」39.1%

「上記のどれとも違うルールがある」28.2%

お察し願いたいのだが、こういう設問にしたのは、新刊重視で仕事の本を先に読まなければならない書評家という仕事ゆえである。翻訳マン1号こと川出正樹さん「仕事がら、新刊翻訳ミステリ最優先。解説執筆など長めの文章を書くケースではその作者の既刊本と資料を読み、合間に趣味の本を読んでます」とほぼ一緒で、やはり私もミステリー・ジャンルに分類される作品を優先して読むことが多い。仕事だから当然である。その点で参考になったのが円堂都司昭@『ディストピア・フィクション論』さんで「1.書評用に読む本or文学賞下読み用の投稿作の束を手近なところに積む。2.長文の評論を書くorいずれ本にまとめたいなど、時間がかかるプロジェクトの参考文献群を本棚の目立つところに並べ、背表紙の書名を日々見てやる気をかきたてる」「1を締切順と相談しつつ優先して読み、合間に重要度順で2を読む。ただの娯楽読書はさらにその隙間」と実にシステマティックである。そうか「ただの娯楽読書はさらにその隙間」か。そっちを読んでいて仕事読書をほっぽり出していることが頻繁にあるもんなあ。

そうした職業上の制約がない場合、やはり順番は決めずに毎回選んでいるという方が多いようだった。ただし、桜ゆーたんさん「一番の優先は、図書館で借りてきた本(返却期限がある為)やこの日までに絶対に読まないといけない本。そのような本がない時は家にある積読本の中から、その時の気分でこの本かな〜という本を読んでます」他、図書館の返却期限が自動的に読む本の順番を決めるというご回答は多かった。なるほどなあ。

順番がないとお答えいただいた方だと思うが、前に読んだ本の関連から次を選ぶという趣旨のご回答も多かった。連想ゲームのようにつながっていくのだ。theJasmniumさん「数珠つなぎ、連想ゲーム的に決めることが多いです。同じ国の作家や同じ出版社、テーマや題材、「直前に読んでいた本の中や解説で言及があった」のを契機に読んでなかった古典に手を出したり。「読んでた本に映画のタイトルが出てきた」などメディア越えて繋げていく事もあります」、かなえさん「読みながら興味を持ったものにどんどん移っていく感じです。興味を持ったものをまとめ買いすることもあるのだけれど、それを読み切る前に支流へと興味が流れ、積ん読が増えていきます」は正順の連想、XISAさん「どれとも違うです。前に読んだ本の内容によって次の本を決める事が多いです。ミステリの次は軽いSFやメルヘンぽいのとか。残忍な連続殺人ものが続くとしんどくなりませんか?積読の中に適当なのがなければ、本屋やTwitterなどの口コミで面白ろそうな本を探してつい買って先に読んだりします」は逆順といったところだろうか。特に順番は決めてないがおすすめをされるとそちらに食指が動くという回答も多く、書評家として襟を正す思いがした。

今回は独創的な回答が多かったのでご紹介しておきたい。

痛風亭さん「4です。次に読む作家の候補を500人以上選んで1-1-1-1から6-6-6-6まで番号を付与し(この作業だけで1か月かかった)ウェブサイコロ4回振って決めます。読みたい作家は、例えば 藤原審爾1-6-5-3~4、道尾秀介 2-1-4-1~6の様に当たる確率を上げています。候補作家が増え現在800人を超えたと思います」

ニゲラ嬢さん「未読本リストに連番を振り、乱数メーカーで引き当てた番号の本を読みます」

すごいなあ。

ゆきはなびさん「順番は決めず~です。家の数か所(仕事机、食事机、ベッド回り、本棚、床、かごの中・・)に、読みかけの本が積んであるので、そのとき目についたものを。新たに気になる本を買っても、ほとんどの場合一気読みはせず、あっちを読んだりこっちを読んだりしてしまう」

お気持ちはよくわかります。

自粛生活21日目。

明日から本来の意味でのゴールデンウィークになるとかで、一日切羽詰まった原稿を書いていた。それが終わったのでようやくこの記事を書けているのだが、現時点で間に合ったかどうかは不明。間に合って。明日はそれほど切羽詰まってない原稿を書くつもり。

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