杉江松恋不善閑居 自粛生活その48「読書会に参加したことがありますか」

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警官嫌い (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 13‐1))

18歳で初めて読書会の主任をやったときの課題作がこれだった。

5月25日

この日の午前中に開かれた専門家委員会で緊急事態宣言の全国解除が承認され、自粛生活の終わりが決まった。というわけでこれがラス前である。「読書会に参加したことはありますか」。回答数は390。

「現在も参加中の読書会がある」14.6%

「過去に読書会に参加したことがある」20.8%

「読書会を主宰している。過去に主宰したことがある」10%

「読書会に参加したことがない」54.6%

これは意外に読書会参加者が多かったな、という印象である。まずは読書会に参加したことがない方の声を。

優花さん「参加してみたい、とは常々思ってますけど、まだ一度もありません泣き顔  何となく気後れしてしまうんでしょうか…」、Kangetsuさん「読書会行ったことありません。時間限定してネット読書会があったらいいなぁ」、かえるちゃんさん「参加したくても時間や開催地で不可能な事が多いです。リモートのは知らないだけですが、興味はあります」、高橋弥生さん「参加してみたいと思うのですが、自分の読みが浅かったらどうしようとか、感想をうまく伝えられなかったらどうしようなど考えてしまって勇気が出ません。ツイッターでお知らせやレポートを読んで、参加した気分だけ味わっています。でもいつか参加したいです!」、阿羅礼さん「地元でも開催されてるようですし興味もあるのですが、ただただ「人見知りゆえ無理なのです」という事なのですよ」

その気はあるのだがなかなか機会がない、都合が合わない、などのお声も多かったので、この下に読書会紹介のツイートと思われるものを貼っておく。宣伝も、と書いたからいいですよね、ツイート主のみなさん。問題があったらご連絡いただけると幸いです。

私自身は今、非公開の勉強会のみにしか参加していない。かつて慶應義塾大学推理小説同好会時代は、海外・国内作品を週替わりで読んでくるという例会があって、そこで自分の好きな本について話したり、情報をもらったりしていた。たぶんその経験が今書いている書評の基礎になっている。「未読の人がいる場合、いかにネタばらしをしないでその本について興味を惹くように話すか」というような技巧はそこで身についたものだ。

個人的にはいい読書会の条件とは「声の大きすぎる人がいないこと」「他人の意見はとりあえず肯定すること」「交通整理が巧い人が司会をすること」だと思っている。声が大きすぎる人がいるとその意見を聞くだけになってしまう。他人の意見を否定してばかりだと、揚げ足とりが横行する。交通整理がいないと、今話している内容がどこにたどりつくのか見えなくなる、というのが理由である。ただ好きなことについて話すだけ、という読書会でもまあ、いいと思うんですけどね。

ネット上の読書会では、以前にゆりいかさんという方がやられていた、twitter読書会というのがおもしろそうだった。ちゃんと覚えてなくて申し訳ないけど、ハッシュタグで書名を書いたら、あとは何を話していてもよくて、24時間ぐらいやる、というような感じじゃなかったかな。話の流れはハッシュタグで遡っていけばいいわけである。今開かれているオンラインの読書会がどんな感じなのかは知らないのだが、そこからまた何か新しいものが生まれるといいと思う。

自粛生活48日目

明日からどうなるのかな、などと思いながらニュースを観る。すぱっと前の暮らしに戻るわけではなく、なんでもかんでも手探り状態になると思う。とりあえず、今やっている大事な仕事AとB、日常の仕事群Cを進めつつ、家族といっしょにその日その日を送っていくだけだ。東京都から他県への移動が自由になるまでは、とりあえず気持ちだけは自粛生活の延長でいようと思う。ただ、明日で自粛生活と題した日記は終わりにする。次は自堕落生活の始まりだ。うそ。

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