立川流 一覧

芸人本書く列伝classic vol.3 吉川潮『談志歳時記 名月のような落語家がいた』

かつて『泣き虫』という本があった。 プロレスラー・高田延彦が自身の半生を振り返り、ライター・二宮清純がまとめたものである。当時はまだミスター高橋『流血の魔術 最強の演技』(2001年)に端を発するプロレス暴露本ブームのさなかであったから、2003年にこの本が刊行されたときにもそうしたものの一冊として受け止められた。だが刊行から10年経った今にな...

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寸志滑稽噺百席其の十一 ねたおろしは「意地くらべ」でした

寸志滑稽噺百席其の十一 ねたおろしは「意地くらべ」でした

昨日は神楽坂・香音里にて「寸志滑稽噺百席 其の十一」であった。 演目は、以下のとおり。 意地くらべ やかん (仲入り) 目黒の秋刀魚 この会は毎回ねたおろしを一本お約束しているのだが、其の十一は「意地くらべ」である。強情者ばかりが出てきて借金の三十円を巡って意地の張り合いになり、というお話。四代目柳家小さん起源なの...

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寸志滑稽噺百席 其の十一のご案内

寸志滑稽噺百席 其の十一のご案内

滑稽噺だけで百席を積み上げ、将来の「爆笑王」を目指す。 落語立川流の二ツ目、立川寸志さんの「寸志滑稽噺百席」はそんな心意気で始められた会です。二ヶ月にいっぺん、東京・神楽坂のお座敷で独演会を開いています。 寸志さんをご存じない方のために改めてご紹介させてください。 1967年、東京都立川市生まれの立川市育ち、入門したのは立川談志の高...

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BIRIBIRI通信 「志のぽん名工烈伝#2」立川志のぽん 20160928

BIRIBIRI通信 「志のぽん名工烈伝#2」立川志のぽん 20160928

「志のぽん名工烈伝」は、筑波大学大学院芸術学科修了という異色の学歴を持つ落語家・立川志のぽんさんが、江戸名工伝の数々に挑むことを主眼とした落語会だ。前回7月18日の第1回では左甚五郎伝のうちから「ねずみ」を演じた。第2回は、岩本昆寛を題材とした「昆寛狐」という予告が出た。岩本昆寛は1744(延享元)年生まれで、腰元彫、すなわち刀周りの彫刻を能くした名...

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BIRIBIRI寄席通信 「立川さんちの喫茶★ゼンザ」20160928

BIRIBIRI寄席通信 「立川さんちの喫茶★ゼンザ」20160928

毎月恒例の落語立川流前座勉強会「立川さんちの喫茶★ゼンザ」は、正式メンバーが3人になったのを機に、今回からリニューアルした。ご存じのとおり立川流では、前座から二ツ目への昇進条件として、持ちネタ50席と歌舞音曲などの課題が定められている。それをこなしていって二ツ目への階梯を上がるための回とし、勉強の成果をお客さんにご覧いただこうということになったのだ(...

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BIRIBIRI寄席通信 「立川談四楼独演会 オールナイトで談四楼#16」20160904

BIRIBIRI寄席通信 「立川談四楼独演会 オールナイトで談四楼#16」20160904

終電で来て始発で帰る、おそらくは世界で唯一の「真の深夜寄席」であり、「オールナイト興行」の落語会だ。16回目を迎え、お客様もまずまずの入り。本来は8月の興行なのだが、お盆休みなどで人出が見込めないことを鑑み、9月初旬にずらしたわけである。夜になって雨もぱらついたが、足止めをするほどの降りにはならず一安心した。 この日の番組は以下の通り。 ...

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落語会レポート 新宿末廣亭余一会で嬉しい驚きあり

落語会レポート 新宿末廣亭余一会で嬉しい驚きあり

新宿末廣亭八月特別興行「立川流一門会」20160831 夏の終わりの日に末廣亭である。ここでの立川流余一会は何年ぶりだろうか。少なくとも立川談志没後は初めてのはずである。昼夜興行なのだが、夜はあいにく予約席が売り切れており、所用もあったために昼席だけ聴くことにした。 いつものとおり12時に行くと今日に限り13時開演で、少し時間をつぶしてから入場す...

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BIRIBIRI寄席通信「立川さんちの喫茶★ゼンザ」#13

BIRIBIRI寄席通信「立川さんちの喫茶★ゼンザ」#13

2016年8月24日(水)落語立川流前座勉強会「立川さんちの喫茶★ゼンザ」#13 新宿5丁目のCAFE LIVE WIREでは月に1回、落語立川流の前座さんに場所を提供して、勉強会を開いてもらっている。1ドリンクつきで700円という破格の値段で3時間落語を聴ける場として、常連のお客様もぼちぼちついてきた。未来の真打を応援するつもりで、細々と続け...

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BIRIBIRI寄席通信「談慶の意見だ」#12

BIRIBIRI寄席通信「談慶の意見だ」#12

8月19日(金)19時開演 立川談慶独演会「談慶の意見だ」#12 落語立川流にはお世話になっているBIRIBIRI寄席だが、特に談慶さんには初期のころから独演会でご出演いただき、大事な会として育てていただいてきた。「どこにもない落語会を実験的にやる場にしたい」とおっしゃっていただき、著書『談慶の意見だ』と同じタイトルもつけてくださったので...

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