杉江松恋 一覧

寸志滑稽噺百席其ノ十五のおしらせ

落語立川流の二ツ目・立川寸志さんが滑稽噺だけで百席を積み上げていく寸志滑稽噺百席、第七回からは会場を代えて新宿天神町17にこざいます香音里(こおり)にて開催しております(地下鉄神楽坂駅より徒歩3)。滑稽派の大看板を目指して日々奮闘する寸志さんは2017年度渋谷らくごの「楽しみな二つ目」賞受賞者でもあります。夜8時からの遅い開催ですので、仕事帰りにぜひ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年6月・神楽坂サイクルと御茶ノ水ソラシティ古本市

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年6月・神楽坂サイクルと御茶ノ水ソラシティ古本市

 ひさしぶりに用ができて新潮社にお邪魔した。この前にきたのは四月の「寸志滑稽噺百席」のときだから、もう一ヶ月以上経っている。ご存じない方のために書いておくと、これは落語立川流の二ツ目、立川寸志さんが開いている落語会で、一人で滑稽噺を百席積み上げ、それが終わることには真打になっていようという野望の下に企画されたのだ。会の手配その他を私がお手伝いしていて、現在は...

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小説の問題vol.61 「ふたりの作家のグルーヴ感」 横山秀夫『第三の時効』 ・北方謙三『林蔵の貌』

小説の問題vol.61 「ふたりの作家のグルーヴ感」 横山秀夫『第三の時効』 ・北方謙三『林蔵の貌』

私のようにのらくら生きている人間でも、日々の暮らしの中で疑問を感じることはある。以下は最近気になったこと。 一つは、先日刊行されたハワード・ヘイクラフト編の『ミステリの美学』(成甲書房)について。この本はミステリー評論としては古典の域に入る一冊で、読めば大いに知的な刺激を受けることができる。大昔に抄訳本が出たことがある本で、残念ながら今...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年6月・反町孫悟空、新丸子甘露書房

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年6月・反町孫悟空、新丸子甘露書房

今から二十年近く前に、インターネット古書店のブームが来た。ブームが来たというよりも、それまではアナログでしかやり取りがなかった世界に、ようやくデジタルの波が押し寄せてきたのである。 自分に引き寄せていえば、店に行って棚から本を抜いて帳場に持っていくという作業を伴わず、目録だけを見て、そこから注文するという流れで本を最初に買ったのは、町田市にあっ...

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芸人本書く派列伝vol.25 ビートたけし『やっぱ志ん生だな!』玉袋筋太郎『粋な男たち』

芸人本書く派列伝vol.25 ビートたけし『やっぱ志ん生だな!』玉袋筋太郎『粋な男たち』

落語界一の大物・林家木りんの著書が出ていた。『師匠! 人生に大切なことはみんな木久扇師匠が教えてくれた』(文藝春秋)である。ただしこの場合の大物とは、文字通り新潮がでかいことを指している。林家木りん、192センチもあるのだ。190センチのアントニオ猪木より大きく196センチのジャンボ鶴田にはわずかに及ばない。父が元大関・清國なのだから...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・浦和宿古本いちと浦和・金木書店、武蔵野書店

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・浦和宿古本いちと浦和・金木書店、武蔵野書店

『全国古本屋地図』が刊行されなくなってからどのくらい経つのだろうか。 日本古書通信社が出しているもので、かつて古本屋まわりをする者は誰でも持っていた。当然私も持っていた。実家に行けば改訂版が刊行されるたびに買っていたバックナンバーがあるはずなのだが、手元にはしばらく置いていなかったのである。 先日古書ほうろうに行った際に、1988年版を見...

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小説の問題vol.60「二つのロマン 重箱の隅つつき風案内」多島斗志之『汚名』 ・高野秀行『幻獣ムベンベを追え』

小説の問題vol.60「二つのロマン 重箱の隅つつき風案内」多島斗志之『汚名』 ・高野秀行『幻獣ムベンベを追え』

トリヴィビアルな知識を披露するのがはやっているらしい。たとえば「カーネル・サンダース人形の眼鏡には、度が入っている」などと。酒場の暇つぶしにいい、害のない知識である。深夜番組「トリビアの泉」あたりがその元か。この手の知識は好きなので、私もいくつか披露を。まず一つめ。 「太平洋戦争中に処刑された最高の外国人スパイと、太平洋戦争の最高戦犯と...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月 平井・平井の本棚、ひらい圓蔵亭、ポール・アルテ氏来日記念対談

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月 平井・平井の本棚、ひらい圓蔵亭、ポール・アルテ氏来日記念対談

五月某日。 午後五時から神田駅近くで来日中のフランス作家ポール・アルテ氏と日本のミステリー作家芦辺拓氏との公開対談がある。それに合わせて拙宅を出なければいけないのだが、山手線の右側に行くということで、せっかくなので何かおまけをくっつけようと考えた。 平井だな。 うむ、平井しかあるまい。 なぜ、平井なのかは考えてはいけないのであ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・池之端古書ほうろう

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年5月・池之端古書ほうろう

千駄木にあった古書ほうろうが一旦閉店し、場所を替えて再開することが告知されていた。約四ヶ月の準備期間を経て、ついに5月29日に新店舗での営業が始まったのである。場所は地下鉄湯島駅から徒歩6分ほどの、不忍通りから一本入った場所だ。東京大学の池之端門の向かい側である。住所になんとなく見覚えがあったが、ギャラリーと古書のSTORE FRONTがあるのと同じ...

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街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年4月黒磯・BOOKBOOKこんにちは、FOOKBOOKS

街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年4月黒磯・BOOKBOOKこんにちは、FOOKBOOKS

円谷英二ミュージアムに行くために須賀川市で泊まった話のつづき。 市街地に宿をとってもよかったのだが、近くに温泉があるということで、そちらに決めた。ところがタクシーの運転手に「ひばり温泉ホテル」と言っても通じない。しばらく話して、「ああ、健康ランドね」ということで走り出した。なんでも旧名はひばり健康ランドだったとかで、運転手氏も仕事終わりなどに行...

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