杉江松恋不善閑居 同人誌のこと・その8『博麗霊夢、はじめまして』

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〈赤色バニラ〉くまさん・画 画像はとらのあな委託ページに飛びます。

2014年に初参加して以来の例大祭出展記録が2017年春で途切れてしまった。

この春はエッセイ『ある日うっかりPTA』を出したり、藤原審爾『新宿警察大全集』電子書籍を作ったりと本業が立て込んではいたので、同人小説を書いていたら大変なことになっていたのは間違いない。

しかし本業を口実に趣味をさぼってしまったのは人生の汚点である。

深く反省し、例大祭を中心に年間スケジュールを管理し直そうと心に決めたのであった。

そんなわけで2016年の秋季例大祭で出した『おやすみ、博麗霊夢』以来1年ぶりに出した〈博麗霊夢の日々〉、第八弾が『博麗霊夢、はじめまして』である。1年も間が空くと勝手がわからなくなり、「二次創作ってどこから手をつけていいんだっけ」と迷いもした。その中で思いついたのは既存の短篇を組み込むことで、Pixivに発表済みだった「多々良小傘の例大祭」「魔理沙と早苗の鉢洗い」の2編を本編の前日譚と考えてみたらどうなるだろう、と試してみたのである。題名からもおわかりのとおり、この2編は例大祭とその後をそれぞれスケッチしたもので、本編と直接のつながりはない。ただ、本編のある場面が2編を読み返しているうちに思いついたので、そこから考えがまとまっていった。

『博麗霊夢、はじめまして』はもう一つ、何をするよりもニコ動の「東方手書き劇場」を観ているときのほうが楽しかったころのことを思い出して書いた話でもある。1年ぶりに同人活動に復帰するにあたり、自分を奮い立たせる必要があった。思いだせ、あのころの純粋な気持ちを、と思ってまた手書き劇場作品のいくつかを見返しているうちに、そうだ、二次創作なのだからいちばん大事なのは自分がどんなに原作を好きかを表現することなのだ、と原点に立ち返ることができた。なので、こういう話なのである。

内容としては一つ前の『博麗霊夢おはようございます』と対になっている。話の仕掛けは東海道の吉原・蒲原宿の間を歩いているくらいに思いついた。頭に浮かんできた台詞や描写などを呟きながら街道を歩いたので、通りがかった人は気持ち悪かったと思う。ごめんなさい。

『博麗霊夢、はじめまして』

三途の川の渡し守である小野塚小町は、幻想郷からやって来たはずの魂が一つ行方不明になったため、四季映姫ヤマザナドゥに命じられ、原因を探り始める。とりあえず博麗神社を訪れると、偶然出会ったアリス・マーガトロイドは意外なことを口にした。

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