これが2019年度上半期に読むべき翻訳ミステリーだ(下北沢B&Bイベント総括)

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拳銃使いの娘 (ハヤカワ・ミステリ1939)カッコーの歌地下道の少女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2019年の折り返しになる6月30日(日)、下北沢の書店B&Bにて年度の上半期を振り返るイベントの翻訳ミステリー編を行いました。登壇者はYouTube番組「翻訳メ~ン」の翻訳マン1号こと川出正樹氏と同じく2号・杉江松恋、ゲストに文藝春秋翻訳出版部長の永嶋俊一郎氏をお招きしての鼎談形式となりました。

まずは3者事前の採点に基づき、下位の作品から順次レビューしていきます。

1 拳銃使いの娘 ジョーダン・ハーパー ハヤカワ・ミステリ
2 カッコーの歌 フランシス・ハーディング 東京創元社
3 地下道の少女 アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム ハヤカワ・ミステリ文庫
4 国語教師 ユーディト・W・タシュラー 集英社
5 ブルーバード、ブルーバード アッティカ・ロック ハヤカワ・ミステリ
6 火星無期懲役 S・J・モーデン ハヤカワ文庫SF
7 ゴーストライター キャロル・オコンネル 創元推理文庫
7 愛なんてセックスの書き間違い ハーラン・エリスン 国書刊行会
9 座席ナンバー7Aの恐怖 セバスチャン・フィツェック 文藝春秋
9 Xと云う患者 龍之介幻想 デイヴィッド・ピース 文藝春秋
11 沼の王の娘 カレン・ディオンヌ ハーパーBOOKS
11 種の起源 チョン・ユジョン ハヤカワ・ミステリ
13 ついには誰もがすべてを忘れる フェリシア・ヤップ ハーパーBOOKS
13 トリック エマヌエル・ベルクマン 新潮社
15 言葉人形 ジェフリー・フォード短篇傑作選 ジェフリー・フォード 東京創元社
16 巨大なラジオ/泳ぐ人 ジョン・チーヴァー 新潮社
16 悪意 ホーカン・ネッセル 東京創元社
18 パリ警視庁迷宮捜査班 ソフィー・エナフ ハヤカワ・ミステリ
19 レイチェルが死んでから フリン・ベリー ハヤカワ・ミステリ文庫
19 ミッドナイト・ライン リー・チャイルド 講談社文庫

このうち3者が全員投票した作品が上位3作でした。これは文句なしの読むべき作品、上半期のトップ3と認定して、それ以外から各自のお気に入り作品を挙げました。結果は以下の通りです。

川出:『国語教師』ユーディト・W・タシュラー(集英社)

永嶋:『愛なんてセックスの書き間違い』ハーラン・エリスン(国書刊行会)

杉江:『火星無期懲役』S・J・モーデン

トップ3にこのベスト3を加えた6作を上半期の必読作とします。

2日間にわたるトークイベントもこれにて終了。会場を提供くださったB&Bさん、週末にもかかわらず足を運んでくださったお客様には深く感謝申し上げます。この結果を元にまたミステリーを楽しんでいただけますように。

なお、トークの模様は動画で収録しております。後日YouTube上で公開予定ですので、遠方で来られなかった方もよかったらご覧ください。

年末には年間ベストテンを決めるイベントも開催予定です。こちらは完全なバトル形式で行いますので、熱い闘いにご期待ください。

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